なぜ応用問題は難しいの?

どうして 応用問題は難しいのか?

「 計算とか基本問題は、何とかなるけど、応用問題は苦戦する 」
「 学校の定期テストはどうにかなるけど、模試ができない 」
「 最近、難しい問題が増えてきたから、心配 」

 指導要領が改訂され、「応用」や「知識の活用」が重視されるようになりました。これとともに、授業や定期テスト、入試でも応用や活用が必要な問題が増えてきて、中学生や高校生からこのような相談をよく受けます。

 これまで「暗記重視」の学習が長く行われていたために
勉強が暗記型になっている人が多いのが原因と考えています。

暗記型の勉強とは、例えば次のようなものです。
 解き方を教わり、同じように解く練習をする。
 解き方を覚えて、スムーズに使えるように練習をする。
 解き方を理解して、練習する。

 「解き方を理解して、練習する」まで暗記型に入るのを以外に思う方もいるかもしれませんが、これらの解き方に共通しているのは「どう解くか?」の勉強になっているということです。

 問題を見たら、どう解き始めるでしょうか?
読んですぐ「どう解こうか?」と考えはじるのが「どう解くか?」の勉強の成果とも考えられます。

 これの何が良くないのでしょうか?
こう考えてみて下さい。
「どうなっているか?」を知らずに「どうしようか?」を考えることはできるでしょうか?

 おそらく、考えるのも、ましてや解決策を見つけるのは難しいでしょう。
考えるための第一歩は「どうなっているか?」を知ることです。
問題を読んで、、、正確に言えば、問題を読みながらやることは「どう解こうか」と考えることではなく「どうなっているか?」を知ろうとすることです。

 問題文が言うこと、問題文が設定した状態や状況が「どうなっているか?」を知る前に「どう解こうか?」と考えれば、難しいと感じるのも当然だと思います。
これが「応用問題が難しい」と思われている理由だと考えています。

 逆に「どうなっているか?」を知れば、入試や学校の問題では、応用問題でもけっこう自然と解き方にたどり着けます。多くの場合は、問題文が解き方の指示をしているように見えます。基本的なことを知っていれば、「どう解くか?」はそれほど覚える必要も練習する必要もないくらいです。

共通テストも、難関大や最難関大の入試も
県立高校の学力検査問題も、学校選択問題も
応用や活用重視でも、大丈夫です。
計算が普通にできる判断力があれば、難関や最難関も目指せます。
普通の成績からトップレベルの大学へ進学した生徒も少なくありません。

スクラムnextはこのような頭の使い方を習慣にして、応用も活用も比較的楽にできるように勉強を進めていきます。

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